つれづれづれ...グサッ!

つれづれなるまゝに、日くらし、HHKBにむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

G検定(ゴキブリ検定?)ってご存じ?

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今日は,かれこれ15年くらいの付き合いになる親友たち(ちなみに私は20歳)とご飯に行って,いつものようにだらだらと何のためにもならないような話をして帰る.といったイベントがある日でした.

 

無駄な時間過ごすのもったいなくね?と思う人もいるかもしれないですが,帰った後になぜか不思議とやる気が満ち溢れてくるんですよね.

 

そして,27時からブログを書く気にもなれるのです.

不思議なパワーですよね.

 

さて,今回はタイトルにある通りG検定というものについて書きたいと思います.

私は高専出身で今年(2020年度)から大学編入しました.

高専時代には,卒業研究で画像認識・物体検出の分野をやってました.

そんな私から見て,G検定がどういったもので,どのようなメリットがあるのかを書いていきたいと思います.

私は高専の時にこの検定を知りたかった!と思ったので,高専生に特に読んでほしいと個人的に思っています!

というか,AIや機械学習ディープラーニングをやってみたい!と思ってる人たちに読んでほしいです!

 

今回も,

概要

思ったこと

まとめ

の順に行きたいと思います.

 

概要

そもそもG検定ってなに?という疑問をお持ちの方もいると思います.

公式HPから言葉を借りてくるなら,

 

ディープラーニング(DL)の基礎知識を有し,適切な活用方針を決定して,事業活用する能力や知識を有しているか判定する検定です.

 

日本ディープラーニング協会が行っている検定です.

そして,E検定というのもあります.

 

E検定は,

ディープラーニングの理論を理解し,適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを判定する検定です.

 

G検定のGはジェネラリスト向け.E検定のEはエンジニア向けという意味です.

 

「AIですか?少しはわかりますよ!」って言うのを証明できるような検定だと思っています.

 

試験時間は120分で,約220問が4択で出題されます.

そして,オンライン受験です.

 

あれ?オンラインで,しかも択一式?

余裕じゃね?

 

そう思いますよね.

ざっと計算してみましょう.

120分で220問.

つまり,1問あたり30秒くらいで解かないといけないわけですよね.

いちいち調べてたら余裕で時間が無くなります.

 

そもそも,試験を受ける意味も薄れてしまいますしね...

 

問題の内容としては,人工知能の歴史から,代表的な手法,法律問題まで幅広く問われます.

 

そして,個人的に面白いなと思うのが,G検定は

○○年#○G検定合格者

といったように,何年の何回目の試験かも一緒についてくるんですよね.

AI周りの話が日進月歩で進化しているから数年前の常識が今の非常識になることを表しているわけです.

 

私は,今回2020年の#2の合格者というわけですね.

 

さて,概要は調べれば山ほど出てくるので,この辺にしておきます.

 

思ったこと

ここからが本番です.

 

まず結論から言うと,「卒研始める前にこの検定受けたかった~」です.

 

G検定を勧める理由としては,2つあります.

1つ目は,AI周りの話を体系的に学ぶことができるからです.

G検定のサイトには,G検定合格者推薦図書というのが載っています.

私は,そこの1番に出てくる「ディープラーニングG検定公式テキスト」で対策しました.(ほとんどの人がまずこれで対策をするのではないでしょうか.)

 

このテキストを読む.これがG検定を勧める理由の大部分です.

 

ここで高専時代の話です.

私は,授業を無難にこなして,バイトと遊びそして運動系の部活を高専にしては珍しくかなりやってるような高専生でした.

残念ながら,ツヨツヨ高専生ではありませんね.

そんな私は,機械学習なにそれ?AIかっこよさそう.やりたい!状態からスタートするわけです.

 

Qiitaで記事をあさりながらやってみる.

分からない単語がでたら,調べる.

調べたら,そこにまた分からない単語が載っている.

...

といった風に完全に手探り状態で,機械学習周りの勉強をやっていたわけです.

 

例えるなら,庭に埋まってる宝を探すときに適当に穴を掘っては埋めて,また違うところを掘っては埋めて...あるとき,たまたま見つかった!ってなるようなイメージです.(もしかして,分かりにくいかこの例え...そういう時はスルーしていきましょう!)

 

とにかくこれものすごく効率悪いですよね.

 

私は最終的に,ブースティングとDataAugmentationと転移学習.ResNetなどを使って目的を達成しました.この言葉にたどり着く&理解するまでものすごい時間がかかってます.

 

今出てきた言葉,全部公式テキストに載ってるんですよね.

他にも基礎的なことがかなりの量書かれています.

 

基礎的なことが体系的に学べる

卒研を控えてる初学者の君たち,まずこの本から勉強したら効率的に勉強できるぞ.と伝えたいです.

 

2つ目はおまけみたいなものですが,外界に触れるきっかけになるということです.

ま,これはG検定を受ける必ずこうなるとかいうものでもないですが,例えば高専生をモデルとしますね.

「G検定」と調べて,HPを見ますよね.

そしたら,こんな感じのページに飛ぶわけです.

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ん?DCONってなんだろう?と思ってクリックします.

はい,素晴らしい世界の入り口にあなたは立ちました.(気になった人は調べてみてください)

 

ま,多少強引ではありますが,AI関係の面白そうな機会が近くに転がってるんだよ.ってことが言いたいわけです.

 

まとめ

今回はG検定を受けてみて感じたことを書きました.

今回初めて受けたので,他の回のことは知りませんが,

今回は法律問題・強化学習周りの話が多く.

問題の難易度も公式テキストではカバーしきれない問題だったと私は感じました.

 

ちなみに勉強時間ってどれくらいやったの?って聞かれたので一応書いておくと

 

1日2~4時間×4日で公式テキストを読む.

数日なにもしないで忘却曲線が下がってきたところで,問題集を3日くらいでのんびり1周する.

カンペ用のマインドマップを作成する.(←途中でこれいらんなと思ってやめる)

くらいでした.

 

というのも,そもそも卒研でディープラーニング関連の話をやってたので,そんなに新しい知識はなかったんですよね.

単語を思いだしたり,歴史周りを学んだりって感じで.

 

試験自体は簡単とは言えなかったですが,公式テキストや問題集レベルだとそんなに難しくはないと思います.(もともとある程度知ってたからそう思うのかもしれないですが)

ってな感じが私の勉強時間でした~.

 

とにかく今回言いたいことは,

機械学習関連のことをやりたいなら初めに公式テキスト読んでおくと良いぞ!

ということでした.

 

あくまで一個人の意見ですから,こんなこと言ってる人がいるぞってことくらいに思ってくださいね(笑)

 

そして,G検定・E検定合格者だけが参加できるイベントももう少しであるので,それも楽しみですね.

 

それでは今回も読んでいただき,ありがとうございました!

以上!!!